7ヶ月経った海外留学(カナダ)の英語レベルはどの程度まで伸びたか。
こんにちは。
2018年9月の頭からカナダのバンクーバーに語学留学してから早7ヶ月が経過しました。
留学を考えている方、留学している方も勉強期間と英語力の相関性みたいなものをインターネットで探すのではないでしょうか。
少なくとも私はそうでした。
そこで、7カ月ほどたった現在のレベルとこちらで生活しているときの体感など、少し書こうと思います。残りの留学生活が終わった後の比較対象にもなりますしね。
初期レベル
TOIEC
まず、留学当初の英語力について軽く触れます。
あまり、英語の勉強に積極的なわけでもなかったですし、むしろずっと英語はできないと思っていました。2014年(大学1年同等)に受けたTOIECが540(L:340 R:200)でした。ちなみに大学3年で受けた時も530(L:340 R:200)だったので、いかに英語から逃げていたかはわかると思います。
語学学校のレベル
語学学校のクラス分けでは17段階あるうちの4番目に入りました。この結果には正直驚きました。理由は私の通っている語学学校ではインターネットで簡易版のテストが受講できます。(たしか文法と長文読解の30分ほど)その結果ではレベル8から10であったので、あれ?とは思いました。
ちなみにですが、典型的な"日本人タイプ"でした。つまり、ある程度文法と長文読解ができていたとしても、それをはるかに下回るスピーキングレベルであったことが1つの理由であったとも思われます。また、私の友達の日本人女性もほとんど同じくらいのTOIECの点数でレベル4からスタートしていたので、なんらおかしなことではなかったといえるでしょう。
日常英会話
ここでは主にリスニングとスピーキングですね。お店行ったらちゃんとオーダーできるのかとか、わからないことをちゃんと聞くことができるのかとか。
まず、リスニングですが、ダメでした。スピーキングはもっとダメでした。
個人的にはリスニングは英語のスキルの中では特異な部類にあったのですが、やはり、テストと現実は全く違うということをまさに実感しました。
初めて1人でカナダでしたことは、銀行口座の開設です。これはとてつもなく怖かったです。助かったこととしては受付の担当者が非常に親切だったことです。わからないことを複数回説明してくれました。つまり、この段階ではとても1度にすべてを理解するのは難しかったです。
また、洗濯機を使うために1ドルと25セントの小銭が必要で銀行で両替したときも、まず、「お札を小銭に両替してください。」が言えませんでした。また、「1ドルコインは25ドルの束で25ドル。25セントコインは40枚の束で10ドル。」これを英語で説明されたときは何がどの数字なのかも全くわからないくらいに混乱しました。
また、その次に何束ほしいの?と聞かれたとき「1束ずつほしい」も英語で言えませんでしたね。つまり、とてもとても生活するレベルになかったわけですね。
現状の英語レベル
TOIEC
非常に申し訳ないですが、TOIECは530点を取って以降全く受講していないので客観的なデータが示せません。ただ、TOIECのリーディングはよく勉強としてやっていますが、目安として1問1分で解いていかないとすべて解き切らないことはご存知と思います。よって、普段は40問を40分で1セット行うのですが、ギリギリ解き切らずに42,43分ほどかかるのが現在のリーディング速度です。正解率は大体30~34問くらいは正答できています。もちろん時間をかけて数回読み直すと正答率は上がります。
もちろんリーディングだけでは点数は図れないのではっきりとしたことはわかりませんが、リーディングが200点の時と比較すると回答はスムーズにできるようになりましたし、簡単に感じる問題も多くなっている自覚があります。
帰国後にちゃんとTOIECは受講しますので、しばしお待ちを。。。
語学学校のレベル
現在のレベルは13になります。7カ月で4から13まで上昇しました。実は前回のレベルアップテストでレベル14/15に合格したのですが、スコアがぎりぎりだったことと周りのクラスメイトと比較してスピーキングもリスニングも不十分に感じたので、同じレベルにとどまることにしました。
これまで受講したテストのスコアは全部メモしていますし、特に公開することに抵抗もないので、気になる方はご覧ください。
なぜ公開するかというと、僕が英語力の伸びを調べているときはTOIECの留学前と後のスコアしか見つからずにどうやってスコアが伸びるのか知りたかったからです。テストの種類はTOIECと違いますが、参考になれば幸いです。
PETテスト(Preliminary English Test)
このテストはケンブリッジ英語力検定試験のうちの一つになります。留学エージェントのサイトにも説明がたくさん出てるのでもし気になればそちらをご覧ください。TOIEC換算で約630レベルだそうです。ただ、このテストで60%を取得すれば630なのか80%取得で630なのかよくわからないので、TOIEC換算にはなりそうにありませんね。
もう一つがBEC(Business English Certificates Vantage)です。こちらもケンブリッジ英語力検定試験のうちの一つになります。主にビジネスパーソン向けの英語試験となっており、語学学校のレベルが10になってからビジネス英語を受講してるため、こちらの試験を受けております。残念ながらTOIEC換算などの詳しい資料が見つからなったので、はっきりとしたことはわかりませんが、難度は圧倒的にPETテストより難しく感じました。
ビジネス英語については別記事をご覧ください。
useful-info7823.hatenablog.com
PETテスト リーディングR:40満点 リスニングL:25満点 パーセンテージP
2018/10/01 R:26 L:14 P:62%
2018/10/17 R:28 L:15 P:65%
2018/10/31 R:31 L:22 P:82%
2018/11/14 R:31 L:20 P:78%
2018/11/30 R:32 L:18 P:77%
2018/12/12 R25 L:18 P:66%
2018/12/21 R:30 L:21 P:78%
BECテスト リーディングR:45満点 リスニングL:30満点 パーセンテージP
2019/01/09 R:17 L:10 P:36%
2019/01/23 R:17 L:12 P:39%
2019/02/08 R:14 L:10 P:32%
2019/02/20 R:16 L:12 P:37%
2019/03/06 R:13 L:9 P:29%
2019/03/20 R:? L:? P:56%
2019/04/03 R:23 L:18 P:59%
以上となります。2019/03/20のスコアですが、新しいクラスではパーセンテージしか教えてもらえず、厳密なスコアが取れませんでした。すみません。
結果を見てみると、英語力って一次関数的に伸びないんですね。。。
特に今年2019年に入って1、2月は全くスコアが伸びず、かなりしんどかったです。ただ、3/20のスコアで突然上がったのは正直自分でも何が起こったのかさっぱりわかっていません。最初はまぐれかと思いましたが、4/3のスコアでもなかなか良い結果となったので、まぐれでもなさそうですね。
私が言いたいことは、この結果からもわかる通り、結果に一喜一憂しないでとにかく結果がついてこなくても、勉強を続けましょう。。。
確かにほかの英語サイトでも英語はやった分だけ伸びないとか、停滞と進歩を繰り返すとかありますが、ここまではっきりと結果に表れると納得がいきますね。
日常英会話
さて、最後に日常英会話ですね。結論から言いますと、私はお店でオーダーしたり、簡単な質問ならできるようになりました。ただ、たまにすごい勢いで返答が来ると聞き取れないことはありますが、ちゃんと聞き返して少しゆっくり話してもらえば、全く問題なく理解できるでしょう。
ただ、一つ気を付けてほしいこととして、発音には注意してください。しっかりとRとLの音を区別できますか?sとshの音や、tとchの音やthはしっかりと正確に発音できますか?文法の間違いは多少くみ取ってもらえますが、発音の違う単語を言うと間違いなく聞き返されるでしょう。流ちょうに話すことより、正確な発音を心がけることが大事だと私は感じました。
ただし、リスニング、スピーキング同様にネイティブイングリッシュスピーカーと問題なく会話できるかと言ったら、無理です。きっと、1年たっても私には難しいと思っています。まず、ネイティブ同士の会話はいまだに全く聞き取れないことは多々あります。聞き取れても意味が分からないこともあります。つまり、まだまだです。感覚的には60%くらいしか聞き取れてないです。
スピーキングもそうです。突然準備なしに「日本の寿司は何がちがうの?」って聞かれてなんて英語で説明しますか?何かを英語で説明するのってかなり難しいです。
まとめ
以上が7カ月過ごした結果になります。これが現実ですね。1年あればかなり何でもできるもんだと思ってましたが、甘くないですね。
基本的に英語に関して日本人の見積もりって楽観的に感じました。私もそうでしたが。
移民のカナダ人の友達(中国人やフランス人、韓国人)もたくさんできましたが、皆さん1年ではとても無理って言ってましたね。5,6年カナダに住んで問題なく今は喋れてるとかそのようなこともおっしゃってました。
これが7カ月で得られた私の英語力となります。正直あまり今は悲観はしていないです。最初は精神的にもきつかったですが、今では結果は見積もりと大きく乖離してやってくることも理解しましたし、とにかく続けて勉強しようって思えてます。
留学は必要?不必要?
最後に留学が自分にとって必要か必要でないかについて簡単に述べますね。これは2つに割れますよね。
留学しなくても英語はできるようになる。と英語のためにも留学した方がいい。
私の意見はどちらも正ですね。間違いなく留学しなくても勉強すれば英語はできるようになりますね。ただ、じゃあ、どの程度あなたは英語のスキルを身に付けたいのですか?って言われたらぺらぺらにしゃべるとか曖昧な答えになるような気がします。
私はまだまだ英語力が足りないことと、どの程度話せて理解できればネイティブスピーカーと問題なく会話ができるようになれるんだな。っていう目安が自分の中にできたことが一番の収穫なのではないかと考えています。
よって、各々留学の目的(英語力、異文化交流、ワーキングホリデーなどなど)は違うにしろ、何かしら得られるものがあれば後悔なく充実した留学生活を送れるのではないでしょうか。
つまり、結論は人それぞれ考え方はあると思うが、私はただの語学留学ですが、来てよかったと思っています。
スピーキングの練習に何も話せなかった私が使っていた瞬間英作文トレーニング用の教材です。シンプルなデザインで小さな本なので空き時間によく使っていました。簡単な質問なら、これで十分です。
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