ILACのBusinessEnglishの内容とは?
カナダ最大級の語学学校ILACについて掘り下げていきます。
私はこの語学学校で1年間勉強を予定しており、現在でちょうど半年が経過しました。
基本情報などについては別記事のほうに記載しておりますのでそちらをご覧ください。
useful-info7823.hatenablog.com
この記事では、5つのコースのうちの1つであるBusinessEnglishについて書きたいと思います。
レベル
BusinessEnglishでは、レベルが10から17の学生が受講可能となっております。レベル10でPre-Advanced レベルとなっているので、入学早々にこのレベルに入る日本人学生はあまり多くはない印象です。
体感になってしまい申し訳ないですが、レベル10の学生の場合、TOIECで少なくとも600~650くらいではないかと思っています。ちなみに私が入学したときはTOIECが540でレベル4からスタートしました。
さらに、スピーキングに関してはあるトピックに対して自分の意見を言ったり、説明を多少できるくらいではないかと思っています。これに関してもなかなかはっきりとした基準がないのですが、1人でスライドなどを参照しながら5分くらい話すことができると十分だと思います。この理由は後々詳しく述べますが、プレゼンテーションの授業があるためです。
勉強すること
BusinessEnglishでは名前の通り、Businessに頻出となる語彙を中心に勉強することとなります。
大きな特徴として、BusinessEnglishではスピーキングに力を入れているクラスです。
Pre-Advanced level
私がPre-Advancedレベル(レベル10,11)で勉強をしていたときは、(先生によって授業スタイルは異なりますが)グループワークを中心に各テーブルで学生が一緒に話し合いながら回答をしていきます。
「何か分からない単語が出てきた」「答えが割れてしまった」
このような場合はテーブル内で話し合ったり、わかる学生が分からない学生に説明したり、正しい回答について簡単に議論したりチームプレーで学習します。
これはGeneralEnglishの時には体験したことのない授業スタイルでした。
特にこのクラスではボキャブラリーに力が入っていました。そのためか、リスニングについては少し物足りなさを感じました。
次にBusinessEnglishのメインレッスンであるプレゼンテーションです。
プレゼンテーションは各タームの第1週と第3週にあります。(要はテストのない週)
プレゼンテーションは水曜日と金曜日の2回ありました。
水曜日のプレゼンテーションのやり方は、学生を4,5人のグループに分けて先生が持参した新聞の中で記事を1つ決定し、その記事について新しいボキャブラリー5つと記事のメインポイントを要約して発表するというものでした。この授業ではパソコンは使わずに大きなポスター用紙に書いて発表していました。発表時間は質疑応答を含めて15分です。
簡単にタイムスケジュールでまとめます。
AM8:30~10:00 ボキャブラリーやプレゼンテーションについての説明
AM10:00~10:10 休憩
AM10:10~11:30 記事を読み語彙を調べたり、ポスターの作成を並行して行う
AM11:30~PM0:00 昼休憩
PM0:00~PM0:45? ポスターの作成と発表練習(終了時間はその日の各チームの進捗によって多少前後します。)
PM0:45~PM1:30 発表本番
以上のような流れでした。なお、終わらなかったチームに関しては次の日の朝に発表ということになります。
金曜日のプレゼンテーションのやり方は、学生を同様に4,5人のグループに分けて午前の授業時間のうちの2時間くらいを使い、パワーポイントで作成し、午後のクラスの後半で発表するというものでした。こちらも同様に発表時間は質疑応答を含めて15分です。
簡単にタイムスケジュールでまとめます。
AM8:30~10:00 ボキャブラリーやプレゼンテーションについての説明
AM10:00~10:10 休憩
AM10:10~11:30 プレゼンテーションの作成
AM11:30~PM0:00 昼休憩
PM0:00~PM0:45? プレゼンテーションの作成と発表練習(終了時間はその日の各チームの進捗によって多少前後します。)
PM0:45~PM1:30 発表本番
といった流れです。
Advanced level
私がAdvanced レベルで学習しているときは基本的な授業スタイルは同じでチームワークで話し合いをメインに学習していきます。ただし、プレゼンテーションのやり方は、大きく異なっていました。
このクラスのプレゼンテーションは完全に個人プレゼンテーションです。また、プレゼンテーションの形式は何も指定されていませんでした。つまり、パワーポイントを使ってもいいし、ホワイトボードに書いてそれを使って発表してもいいし、とにかく発表者の自由です。
ただし、プレゼンテーションを作成する時間は授業内に含まれていません。つまり、自宅で宿題として作成をして発表練習を行います。
これは人によって意見が変わると思いますが、私の意見としては、時間を十分に使えるため、適切な表現や語彙を実際に使うことができるので、好きです。
このクラスではPre-Advancedクラスと異なり、ボキャブラリーの割合が減るもののリスニングの授業が多いように感じます。教科書のリスニングに加えて授業中にTed Talkの視聴なども行っています。
テストについて
テストですが、BusinessEnglishではGeneralEnglishで用いるケンブリッジ英語検定のFCE, CAE, CPEと異なり、ケンブリッジ英語検定のBEC(Business English Certification)を用います。ちなみにPre-AdvancedレベルとAdvancedレベルでは同じテストになります。
クラスの変更ですが、
- 50%以上の取得でPre-AdvancedからAdvanced
- 60%以上の取得でAdvancedからHigh-Advanced
となっています。
また、もう一つ上のHigh-Advancedレベル(レベル14~17)では、BECのもっと難しいテストを使うようです。(まだ私はAdvancedレベルなので、今後追記する予定です。)
まとめ
本記事では、ILACのBusinessEnglishについて私の経験からまとめました。留学を考えている学生に参考になれば幸いです。
日本人比率
おまけ程度ですが、GeneralEnglishとBusinessEnglishの日本人比率に乖離があるように感じました。(たまたまかもしれませんが。。。)
現在まででおよそ3カ月をBusinessEnglishで勉強をしてきましたが、私を含めて日本人が1カ月目で(1/13?), 2カ月目(3/20?), 3カ月目(1/18)と、かなりの低割合になっています。日本人比率を気にしているのであれば参考までに。。。